QINeS-Lite
エッジECUに求められる新たな要求
自動車のE/Eアーキテクチャー進化に伴い、頭脳ECU、Zone ECU等で制御統合が進む中で、リアルタイム処理等が必要なエッジECUでは、接続先の頭脳ECUやZONE ECUと連携するための、新たな要求への対応が求められています。
QINeS-Liteのコンセプト
エッジECUに必要となる新たな要求を実現するため、ルネサスエレクトロニクス社と協業し、16bitマイクロコントローラに対応したプラットフォームソフトウェア「QINeS-Lite」を、以下の3つのコンセプトに沿って開発致しました。
①新たな要求への対応
1)高速通信の実現
(LIN/CAN/CANFD/Network Management対応)
・・・COMパッケージ
2)ソフトウェアアップデート
・・・RPRGパッケージ
3)CyberSecurity対応
・・・Secパッケージ
4)故障診断対応
・・・Diagパッケージ
5)エッジECUの新た要件に対応したマイクロコントローラ
(RL78/F24および、その後継)対応
・・・MCALパッケージ
②お客様の開発負荷を軽減
1)提供パッケージは、パラメータ設定するだけで利用可能
2)機能安全エビデンス(ASIL-B)の提供
③お客様にとって最適なソフトウェアを提供
1)パッケージ単位で製品を選択可能。必要最小なソフトウェアプラットフォーム構成を実現
2)ミドルウェアの各パッケージは単独で動作(動作に必要なドライバーは内蔵)