危険運転分析モデルの構築に関する実証実験のお知らせ

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2024年11月1日

SCSK株式会社

栗林商船株式会社

<実証実験の概要>

SCSK株式会社(以下「当社」といいます)では、栗林商船株式会社と共同で、運転時の外部要因(状況)と人の判断(行動)と結果(車の状態)を学習することで、 人が暗黙的にとる行動の分析に挑戦します。安心・安全な車づくりから車内の快適さ、楽しさという価値創造していくことを目指します。 栗林商船株式会社および同社のグループ会社が保有するトラックにドライブレコーダー(株式会社エッチ・ケー・エス製)を取り付け、車外の危険原因となる画像、 運転手の行動や車の状態情報の取得を行い、基礎データを分析・学習することで、安心安全な社会実現、そして多様化するユーザニーズへ新たな価値提供するためサービス開発の実証実験を行います。
360度カメラから取得する車外画像データ(以下「車外画像データ」といいます)を利用しますが、運転者の行動の要因特定を行うためのみの利用であり、通行している市民の皆さまを特定するものではありません。

 

急ブレーキなどの衝撃を検知した時、トラックのフロントガラス内側に取り付けた360度カメラで車内外の画像やセンサーデータを取得します。

 

 

<取得データ一覧>

・運転ドライバー画像
・トラック周辺画像
・センサーデータ:日時、緯度、経度、高度、速度、GPS精度、温度、気圧、電波強度

 

<実証実験の共同実施者>

栗林商船株式会社

 

<データ取得エリア(主な走行範囲)>

栗林商船株式会社および同社のグループ会社の東京、大阪、仙台拠点の運輸サービス範囲内

 

<車外画像データの利用目的>

1.物体認識分析モデルの構築
2.人体の挙動を推定するアルゴリズムの検討・構築
3.運転分析モデルを用いたモビリティサービスの設計・構築・運用

 

<データを取得する期間>

2024 年 10 月~2027 年 09 月

 

<データを保管・利用する期間>

2024 年 10 月~2027 年 09 月

 

カメラで取得した個人情報が含まれる画像は個人情報保護およびプライバシーに配慮し、適切に扱います。
本実証実験では、外の状況が判断できれば良いため、画像データは、人の顔、ナンバープレートが映り込んだとしても特定困難な解像度で撮影いたします。
※今後の開発に必要となる一部のデータに限って、上記の保管期間を超えて保管・利用することがありますが、不要になった場合すみやかに削除いたします。

 

<第三者提供>

今回取得した車外画像データの第三者提供は行いません。

 

<個人情報保護・プライバシー尊重への取り組み>

この実証実験で当社が取得する車外画像データには、歩道や道路脇を歩く人や、前方や隣接する車線を走行する車両のナンバーなどが映り込む可能性があります。 当社はこの車外画像データを、個人情報として、個人情報保護法その他の関連する法律を順守して取り扱います。また、映り込んだ方のプライバシーを尊重するための取り組みを行います。

当社は、映り込んだ方の個人情報保護・プライバシーの尊重のために、以下の対応をしています。
・車外画像データの取り扱いに関する情報の適時適切な公表(本お知らせ)
・車外画像データに対するアクセス制限やアクセスログの管理
・車外画像データに映り込む人や車両のナンバーを個別に検索できない形式での保管
・車外画像データに映り込んだ人や車両について個別に追跡したり、その行動特性や移動傾向などを分析したりすることの禁止

当社の取り組みについて、映り込む可能性のある皆様にご理解いただけるよう、これからも十分な説明や対応に努めてまいります。

 

<問い合わせ先>

SCSK株式会社
担当 モビリティ事業グループ SDM事業開発センター SDM戦略部
SDM-Biz-support@scsk.jp